骨粗鬆症とは

骨粗鬆症は、骨が脆くなり骨折しやすい状態を指し、特に高齢女性に多い疾患です。自覚症状がなく、転倒などで骨折して初めて気づくことが多いです。
骨折しやすい部位には、手首、脊椎、大腿骨などがあります。特に大腿骨の骨折は寝たきりになるリスクが高いです。
原発性と続発性
原因は「原発性」と「続発性」に分けられます。
原発性
閉経後の女性では、エストロゲンが減少し骨の代謝バランスが崩れて骨が脆くなります(閉経後骨粗鬆症)。高齢になると、男女を問わず骨形成と吸収のバランスが崩れ、骨折しやすくなります(老人性骨粗鬆症)。
続発性
特定の病気(副甲状腺機能亢進症、リウマチ、糖尿病など)や、ステロイド薬の長期使用が原因で発症します。
検査
骨粗鬆症が疑われる場合、骨密度検査を行い、骨の強度を測定します。主な方法はDXA検査で、腰椎、大腿骨や橈骨にX線を照射して骨密度を調べます。YAM値が70%以下(骨折歴がある場合は80%以下)で診断されます。
治療
治療は生活習慣の改善と薬物療法が中心です。生活習慣
カルシウムやビタミンD、Kを多く含む食事を取り、ジョギングや筋力トレーニングで骨を強化します。
薬物療法
カルシウムの吸収を促進するビタミンD製剤、骨吸収を抑えるビスホスホネートや、抗RANKL抗体製剤、骨形成を促進するPTH製剤などが使用されます。